日本が推薦していた岩手県の「平泉の文化遺産」は、
今年度の世界遺産登録を認られめず、「登録延期」となることが
決まりました。
僕は、岩手県に住んでいるのでこのことに関連するニュースを
たびたび耳にすることがあったのですが、この世界遺産という制度も
経済の波に飲み込まれていて、本来の目的を失っていっているような
気がします。
今、世界遺産登録というのは、観光事業のためのものとなっており
後世に残すべき文化的遺産や自然遺産を保護するという思いが
失われているようなきがするのです。
日本にある世界遺産は、登録前と登録後では、観光客の集客力が桁外れで
世界遺産に登録されたことで、かえって環境が悪化してく例が目立ち始めています。
とすれば、本当にその歴史的価値を守ろうとするならば、世界遺産登録などせず
その環境を守ることこそが後世にその遺産を残すことにつばがるはずです。
しかし、積極的世界遺産登録を目指すということは、やはり観光収入が目的のはず。
確かに権威あるものに認められること自体はすばらしいことですし、PR効果も高いのでしょうが
なんでもかんでも登録することはその価値を落としてしまうことになるのはないでしょうか。
現在でも平泉の様々な施設は国宝として認定されており、文化的価値は日本に認められているのです。
世界遺産は、もっと、自然的価値の登録に力を入れ,その保護に全力を尽くすべきだと思うのですが・・・
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- 2008/07/07(月) 11:56:13|
- 社会問題|
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