燃料費高騰に苦しむ窮状を訴えようと、全国の漁業団体傘下の漁船が15日、
再び一斉休漁するそうです。
漁獲量が減り、魚の値段が高騰したらまたまた庶民の家計を圧迫しそうですが
漁業関係者も、損を覚悟で漁をするわけにもいきません。
神の手による市場原理というのは、よい面も悪い面もあります。
資本主義社会では、よりよいサービスを提供しているところだけが
生き残り、それを選ぶのはもっとも公正な消費者です。
ただし、これが寡占状態となり消費者の選択肢を減った場合には
商品やサービス提供者の利益だけが拡大し、消費者の利益は損なわれます。
これが、今の金融市場にも同じことが起こっているのではないでしょうか。
つまり、ヘッジファンドと呼ばれる富裕層の資金が、原油や穀物を高騰させている今
彼らが、庶民の利益を今までとは別の形で吸い上げているようなものです。
ただし、今の格差社会の生活は、そのまま、これまでの先進国と発展途上国の構図と
似ているところがあります。
これまで、私たちは、資源や労働力を提供して来た国々の利益を吸い上げ
安く物を購入していたのです。
食料を輸入に頼っている国で、食料の1/3を廃棄している私達は
地球環境を輸入しているようなもの。
今の生活水準は、未来の子供たちから約1200兆円を
投資してもらってつくってきたものです。(日本の財政赤字の金額)
今までが、何か間違っていたのかもしれませんね。
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- 2008/07/13(日) 09:33:28|
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